旦那に永住権を与えるための条件
旦那の永住権の申請が完了したのはもうとにかく「(小さな)ひと段落」だったわけですが、なぜそんなに時間がかかったのかを全くこのブログで説明していませんでしたので、少しずつ記録したいと思います。
いつか誰か似たような境遇の方のお役にたてますように。。
まずは申請にあたり、私たちのステータスについて。
★前提条件:
・私はアメリカ生まれなので国籍あり(パスポート有・出生証明書有・Social Security Number有)
・これまで米国で仕事はしたことなく、確定申告など一切したことなし
・米国での銀行口座など一切なし
・旦那は普通に日本人
・いつアメリカに行けるかわからないし、行ったらどんな仕事をどこでやるかも全くアテなし(とにかく行きたいだけ)
ということで、2人でアメリカ移住をするには、「私がアメリカ人として、配偶者の永住権をアメリカに申請する」という形式で手続きを進めることになります。
上記に則ると、旦那に永住権をあたえるためには(ざっくりですが)下記の条件が必要となります。
- 2人の婚姻が米国永住権を取得するための詐欺結婚でないことの証明
- 永住権取得者が米国で生活保護を受けるような貧困に陥った場合にでも、米国生活保護を受けるようなことなく、現地に経済的支援者(ジョイントスポンサー)がいること
- 永住権を取得したら、米国に住む意思があることの証明
もうすこし厳密にいうと、第1ステップ(I-130:親者のために移民ビザの請願書)を申請するまでに①を証明する書面を整える必要があり、I-130をパスし第2ステップ(DS-260)に進む段階で②③が整っている必要がありました。
ちなみに第1ステップは当初12ヵ月~30ヵ月かかると言われ、それがパスしたらDS-260は4ヵ月程度で終わるといわれていました。(前回ブログの通り、I-130の審査期間が最近は短くなる可能性もありますが)なので、とにかく第1ステップを完了させるべく、準備を進めていました。
そう、1. 詐欺結婚でないことの証明 です。
これを準備するだけでも、昨年秋くらいから取り掛かったのにも関わらず、今年2月までかかりました。。。
どんなことを実際に行ったのか?は次回の記事に書きたいと思います。
ちなみに、私は米国籍をもっているために、配偶者は必ず永住権を取得することができます。グリーンカードを抽選などで取得したいと願っている人にとっては喉から手が出るほど欲しい特権でしょう…(よく言われます)。
この制度自体は、米国軍人が世界各国に米軍基地を持っており、現地に結婚相手を見つけた場合、任期を終えて米国に帰国するときに配偶者を一緒に住めるようにさせてあげるための制度だそうです。
私は米軍人としての義務を全うしたこともないので、ただただラッキーでしかありません。
というわけで、また次回に続きます。